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CoroSono Life

東京大学コーロ・ソーノ合唱団のブログです。 各種イベントや日常の練習風景などをお送りいたします。
2024
05,16

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2019
06,15
こんばんは!
3年ベースの一ノ渡です。

今日は朝から雨でした。
しかしぼくは雨がけっこう好きなんです。

実家にいた頃は当然家に車がありましたから、
雨の日に車の中に入り、目を閉じて車を打つ雨音を聴くのが好きでした。

雨というのは少しアンニュイで物憂い気分のときにはいいものですね。
何だか自分に寄り添ってくれる気がするんです。

さて、ここで山村暮鳥の「雨の歌」を引いてみましょう。

雨がふる
 雨がふる
さびしい雨滴でも聴かうか
 いや、いや
 さうだ
鞭むちうつやうに
蹴けるやうに
つよく、つよく
    はげしく
つよく、はげしく
    ふつてくれ

ぼくは「さびしい雨滴でも聴」くのが好きなのですが、
このときの暮鳥は強く激しい雨を欲している。
何か嫌なことがあって、全てを投げ出したいような、どうしようもない気持ちになっているのでしょうか。

これらのことからぼくが気付いたのは、このときの山村暮鳥の気持ちがどうこうというより、
私たちは自分の情緒を身の回りの風景や景物に知らず知らずのうちに投影し、
それを通して自分の本当の気持ちを知るのではないか
ということです。
詩人が一般人に比べ秀でている点があるとすれば、
こういう点で敏感であるかどうかだと思います。

ぼくはそういうことに敏感な人間になりたいです。
そういう目で世の中に生起する物事を捉えてみたい。
そういうことができれば、いつも目にしていたものが、これまでとは違った仕方で見えてくるんじゃないかと思ってます。
本当にいい歌が歌える人はもうすでに詩人なんじゃないかと思います。
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