«9/13(木)男声合宿3日目@OC»

こんにちは。
2年ベースの一ノ渡です。
振り返ってみるとあっという間の合宿だったと思います。
課題をたくさん見つけることができたので、
定演に向けてこれからの練習に活かしていきたいと思います。

そんな男声合宿の最終日のハイライトを、詩で表現してみます。


よるがあけて
ぼさぼさの髪を手でときながら
平凡なろーるぱんを空つぽな胃の中に流し込む…
おれはけふもがんばらうと思ふ

体発がおわつて
あんさんぶるれんがはじまる

突如革命が起こり、アンシャンレジイムが復活する

存在を忘れられた一人の益荒男
とつぷの数は素数だつたらうか

おれたちがうたふのは
ちと甘たるいクールで感傷的な歌である
おれたちのJazzy で激しいテムポは
うたつてゐるおれたち自身をも惑わせる
（それは歌の持つダイナミズムなのだ）

信長の楽のしたたりを感じろ
やわらかいピアノをかき鳴らせ　
精神から汗を流してうたふのだ
複雑なシンフォニヤの中に飲み込まれて
おれたちはきりきり舞ひをはじめた

男声合宿が終わつて
山内先生とともに
男たちはまんかるにむかふ

まうまうと立ちこめる煙の中で
おれはもくもくと肉を食ってゐた

ダイエットを断念した一人の男は
チジミを三皿食つたなどといきつてゐた
おれは二枚しか食つていないのに

外に出ると
おれを迎えてゐたのは雨のめろでい

ち、ち、ち、ち、

こんな日に降る雨は
感傷的なおれの心を慰めてくれる

もうあと2時間後には
おれはベッドの上で眠つてゐるだらう


一ノ渡