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CoroSono Life

東京大学コーロ・ソーノ合唱団のブログです。 各種イベントや日常の練習風景などをお送りいたします。
2025
01,16

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2017
06,07
こんにちは。
男声指揮者の岡崎です。
5月もいよいよ終盤ですね(今日は5月最後の単独練でした)。
みなさんお疲れモードだと思いますが、すべて五月病のせいにして、
6月からはまた元気に活動できるといいですね。

さて、今日の活動の記録に移ります。
まずは体発から。
今日はベースパトリの八谷さんがつけてくれました。
僕がブログ担当のときいつも八谷さんが体発な気がします。

八谷さんの体発には大きな特徴があって、
体操と発声の境目をわざとぼんやりさせている、ということです。
最初は普通に体のみを動かしていくのですが、次第に、
体を動かしながら息をする、体を動かしながら声を出す、
という段階を経て最終的にいつもの姿勢でちゃんと声が出るようにしています。

これにはいくつか意味があって、
1. 歌えるようにするための体操だということを明確に認識して体操できる
2. 歌うのに必要な筋肉を動かすことを意識しながら発声に移れる
3. 歌うのに不必要な力が入るのを防ぎつつ発声に移れる
などです。

そのような効果がある、ということを認識して今後八谷さんの体発を受けてみてください。

体発はこれくらいにして、曲の話に移りましょう。
今日扱った曲は、「セイウチと大工」という曲です。
この曲の背景だとか歌詩だとかは他で述べてもらうことにして、
少しだけ曲の見方・音の取り方・テンポへの慣れ方について書きたいと思います。

まず、この曲はとにかく長いです。約8分もあります。
これだけ長い曲ですから、なんといっても早めに曲全体のイメージを持ってもらうことが
重要です。
そのための手がかりとして、
1.ピアノの伴奏
2. テンポ変化
3. 強弱
に注目してみると良いです。
具体的に一個一個書こうとしましたが、そうするとめっちゃ長くなるので割愛することにします。
とりあえず、上の3つについて考えるだけで、木下牧子先生がいかに明確なイメージで曲の部分部分にはっきりとした役割を担わせているかがわかると思います。

次に、音の取り方について。
この曲では自分のパートの直前に他のパートが全く同じ音を歌っていることは
そんなに多くないです。
それなのに、長い休符の後いきなり自分のパートが出てくることもあり、大変です。
この曲はピアノが特徴的ですから、ピアノを聴いて、そこから(ピアノが丸々同じ音を弾いてなくても)自分の音を取れるようにする、などの工夫が必要です。
もしピアニストの石川さんがいらっしゃるのであれば、そのような練習に付き合っていただくのもありかもしれませんね。

最後に、テンポへの慣れ方について。
この曲は特にテンポ変化が重要です。
曲全体の雰囲気の多くをテンポ変化が担っているからです。
そのような曲では、早い段階で正しいテンポを身に染み込ませることが必要だと思われます。
最初の段階で、なんとなくのテンポで覚えてしまうと、なかなか最後抜け出せなくなります。
あとで苦労しないように、早めの対策を心がけましょう。

そして、そのような作業は合わせにすべて任されがちですが、できればパト練でも少し確認してあげられると良いです。
パト練は1日の練習の約半分の時間を占めており、パト練で間違ったテンポが染み付いてしまう、
ということも多いからです。

さて、長くなりましたが、結局何が言いたかったかというと、
この曲は練習の仕方がめっちゃ重要だ、ということです。

はじめは掴みにくい曲なので、皆さんまだ好きになりきれない人も多いでしょうが、
曲が見えてくると好きになれると思います。

まだまだこれからです、頑張っていきましょう!!
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