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CoroSono Life

東京大学コーロ・ソーノ合唱団のブログです。 各種イベントや日常の練習風景などをお送りいたします。
2025
01,16

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2014
03,17
世界70億人のCorosono Life読者の皆様、はじめまして。2年テナーのやまうちです。
初めてのブログ執筆で非常に緊張しています。なにせ自分の書いた文書がオンラインで公開され、他者に対して開かれるわけですからね。一個人として人類に相対することに、不安と、責任と、それからかすかな喜びを感じます。普段ネットで自己主張などしない、ましてやまとまった文章を公開することなどない僕にとってはなおさらです。

予防線を十分に展開し終わったところで、練習について書いてゆきましょう。
今回は外部施設での練習でした。場所は文京区男女平等センターというところで、はじめにその名を聞いた時は、ソーノは大丈夫なのだろうか、男女の不平等を問い詰められて研修室に監禁され教育を受けたりしないだろうかと不安になったりもしたわけですが、別段そんなことはありませんでした。これはソーノの男女仲が非常に安定していることの証左ですね。よかったよかった。

さて、まずはいつもどおり、体操発声から始まります。今回体発を見てくれたのはベースパトリ氏です。ベースパトリという種族の特性としてハードな筋トレ押しがあるのはみなさんご存知のこととは思いますが、今回はちょっと抑えめでした。残念。合宿に備えて温存しているのでしょうか。体操をして体が温まると、次は発声です。ボイトレ担当としては(出来るかはさておき)ここで一つよい発声を見せてやろうと目論んでいたのですが、それに夢中になっている内に、僕は笑顔を失ってしまっていたようです。手段が目的に変容し、終わりも本当の満足もない悲しみの連鎖に僕は片足を突っ込んでいたわけです。ベースパトリ氏に指摘されて我に返りました。まず最初に笑顔。これまで何度となく言われてきて、恥ずかしい限りです。

体発(毎回タイ発と変換するGoogleIMEはいい加減にして欲しい、これは日本発だ)が終わると、男声女声とに分かれての練習に移ります。今回練習したのは、木下牧子の湖上とThe battle of Jericho。テナーパトリ氏の指導のもと、研鑽に励みます。まずは湖上から。木下牧子の楽曲の一部に、文明の後退した未来ぽさを感じることがあるのですが、これは僕だけでしょうか。この湖上という曲も個人的にはそういう曲で、歌っていて楽しい部類のものに入ります。ところどころ現れる不安定さが、ノスタルジィを加速させます。それから、Jericho。今度はうってかわって格好良い曲です。さすが黒人霊歌(さすがとは)。これも歌っててちょう楽しいのですが、こういう16分を刻み続ける楽曲では毎回毎回先走ってしまいがちなので、落ち着いて拍子を数えること、休符や語の発声を疎かにしないことが大切になってきます。入団当初は全くリズム感がなく走っていると言われてもそれが理解できなかった僕ですが、最近それが分かるようになってきて、遅々としてはおりますが進歩を感じたりもします。

最後は、全員で合わせです。学指揮の指導のもとパト錬の成果を撚り合わせてゆきます。歌っていていろいろと注意されるわけですが、その内容は基本的に、当たり前のことで、しかしそれが難しい。当たり前のこととはいえ、それなりにたくさんありますからね、それら全てに気を回すことは大変で、だから、意識しなくてもやれるよう、その当たり前が自然体となるようトレーニングしていく必要があるのです。頑張らねばなあと、記事を書いていてあらためて思いました。心のなかのもやもやを言葉にすると、いろんな気付きがあって良いですね。

以上、練習報告でした。

2年テナー 山内
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