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CoroSono Life

東京大学コーロ・ソーノ合唱団のブログです。 各種イベントや日常の練習風景などをお送りいたします。
2025
01,16

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2011
06,15

«6/4(土)»

こんにちは。

この日は東女で混声練がありました。

人数が多くて部屋が狭苦しいということで、外声と内声に分かれて体操・発声をしました。
内声は、アルトパトリが体操、テナーパトリが発声をつけました。

はじめにやった「はいはいリレー」(だっけ?)が面白かったです。
みんなではいはいするわけではなく、「はい!」という声をつないでいきます。
前の人の声にどれだけ集中して、すぐに反応できるかがポイントです。
最初にやってみたら10秒でした。「8秒でできると思う!」
もう一回やったら9秒。「あと1秒じゃん!」
もう一回やったら、8秒。あ、できた。
実際に歌う場面でも、指揮者の指示に即座に反応して歌っていくことが大事で、遊び感覚で集中力を研ぎ澄ますことができました。

発声で今日新たに登場したアイテムは「羊羹」です。
ラテン語の読み方が音節ごとにぶつぶつ区切れてしまうのを克服するためにC先輩が持ち出してくださったものです。
いくつかの音節が関節でつながっていると捉えるのではなく、
羊羹の棒のように伸びて連なっていくというのを基本として、
その上で、言葉の抑揚を加えていく、という考え方です。
発声練習でも、「羊羹のようなオ」と意識して歌ってみると、
単純な音階でも、いつもより歌らしく一つのメロディーとしてまとまってきました。
そこにいろんな子音をはさむと、はじめは子音のたびに緩んでしまっていましたが、
「o-n-o-n-o-n-o-n-o」でドレミファソファミレドを歌ってみたりして子音の間に息を流し続ける練習をしているうちに、子音に惑わされずに一つの羊羹ができました。

パート練習は、DominusとTotaが中心でした。
テナーは高い音になると自分が歌うことに一生懸命になって、
周りが聞こえていない歌い方になってしまいます。
パートを2つに分けて、ソプラノやベースのパートと合わせて歌ってみると、見違えるようによくなじむ歌声になりました。
「オレが頑張るんだ」という姿勢になった途端に合唱は合唱ではなくなるので、一緒に歌っている人たちを常に気にする耳を持っていたいものです。

合わせ練では、羊羹のおかげか、いつになく充実した歌になっていました。
飛び石を渡るのではなく、ずっと連なっている安心感、その中で自分が歌っている心地よさを、多くの人が感じていたはずです。
細かい音符ではまだ跳ねてしまうのを直して、いくつか大事な箇所のハーモニーを整えて、
通しリハ前日にふさわしい十分な達成感を味わえたのではないでしょうか。


さて、この日男声は、混声練をはさんで午前と夜にボイトレがありました。
午前中は新入生中心で、息を通す方向について詳しく説明していただきました。
もちろん説明されてすぐにできるというわけではありませんが、一人一人歌うのを聴いていると、4月より着実に上達しているのが分かります。
夜の部は上級生中心でした。
僕は、常に舌の表面より上に向けて息を出すこと、手から余計な力を抜くことなどを注意していただきました。
以前から言われていることなので普段から意識して、曲の中でも活かせるようにしなくては、と気を引き締めました。
全体としてはすごく良くなっていてびっくりした、とおっしゃっていたそうで、今年の男声ステージが楽しみです!
もちろん混声でも、お客さんと女声を酔わせる素敵な歌声を聴かせられるはずです。
自分ができることに自信を持ちつつ、さらなる高みを目指していきたいと思います。


テナーパートリーダー H.I.
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