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CoroSono Life

東京大学コーロ・ソーノ合唱団のブログです。 各種イベントや日常の練習風景などをお送りいたします。
2025
01,16

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2011
03,19

こんばんは。

この日の練習は東女で混声練でした。


私事になりますが、筆者は2月17日から2週間近くウイルス性疾患に伏せっておりまして、実に久しぶりの練習でした。


この日の体操・発声はアルトパトリOさんにつけてもらいました。
体操ではV字腹筋を久々にやった(と思っている)のですが、寝込んで筋肉が衰えたせいか相当つらかったですね。発声練習も、病気になる前の感覚で歌おうとすると筋肉のsupportが足りなくて息が前に倒れ……とリハビリ(?)の必要性を痛感しました。自主練あるのみですね。




体操・発声の後は、外国語担当を自負するテノールパトリI氏を講師に招いて「Miserere mei」と「Tota pulchra es Virgo Maria」の読み合わせを行いました。我々のカタカナ・ラテン語発音の矯正のために講師が口を酸っぱくして指摘していたのは、だいたい2つのポイントだったと思います。

①強勢のある母音はずっと“緊張”させなければならない。
②強勢のない母音は、強勢のある母音との位置関係で、“緊張”の仕方を変える。

例をあげると、「Maria」という単語は「Ma-ri-a」と3つの音節があって真ん中の「ri」が強勢なのですが、「ri」の母音は“緊張”を緩めずに発音し、「Ma」は「ri」の強勢に向って徐々に“緊張”を高めながら発音し、最後の「a」は「ri」の“緊張”を緩めながら発音せよ、というようになります。

(筆者の解釈が間違っていたらご指摘ください。訂正しますので。)

筆者は個人的に、強勢のある母音の発音のイメージは現代中国語の普通話の声調の第1声と共通していると思っています。分かる方には分かっていただける、はず……




話が過ぎましたね。戻します。

この日は「Tota pulchra es Virgo Maria」の音取りと初合わせということで、読み合わせの後は、パト練→合わせ練という段取りでした。

パト練では、読み合わせで熱弁をふるったパトリI氏にビシバシ厳しい言葉を浴びせられながら音取りをしました。一字一句再現はできませんが、「言葉がぜんぜん伝わんない」、「それは全部アクセント付いちゃってる」、「アクセントに向ってもっとグワっと」などなど。
抑揚のある外国語を歌う、という意識が体にしみわたるように何度も復習しなくてはいけませんね。

しかもこの曲、今回の単独曲のご多分にもれず、発音だけでなく発声面も鍛えていかないといけない曲です。久々の練習だったせいか、かなりいっぱいいっぱいになってしまいました。美味しいところが発声的に課題になる部分が多いと思うので、美味しくいただくためにも鍛錬が欠かせませんね。


合わせ練は、ざっと通して全体像をつかみつつ、主題を重点的にみていきました。序盤はやはり平板な歌い方が目立ちましたが、外国語担当I氏の一喝の後は少しラテン語の抑揚を付けて歌えるようになりました。全体に抑揚がつくためにも個々人の鍛錬が欠かせないですね……
ピッチもまだまだ甘いものの、良曲だ、と思える「Tota pulchra es Virgo Maria」。「遊声」で素晴らしい日本初演(?)をしたいものです。精進あるのみですね。




練習報告は以上です。

東北地方太平洋沖地震の爪痕が生々しい今日この頃ですが、皆様お気をつけてお過ごしください。


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