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CoroSono Life

東京大学コーロ・ソーノ合唱団のブログです。 各種イベントや日常の練習風景などをお送りいたします。
2025
01,16

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2008
02,26
風ニモマケズ 寒サニモマケズ サウイウモノニ 私ハナリタイ

トイウカ コートヲキテクレバヨカッタ(@@)

本日は強風が吹き荒れ、さらに気温もぐっと下がり、JR東日本のダイヤ及び春の装いの藤丸先生と私たちの気持ちも少々(?)乱されました。

それでも練習が始まればみんなの気持ちはヒートアップするのです。。

団員だけで体操をしたあと、藤丸先生をお迎えしてレッスンを受けます。
今日は発声のウォーミングアップとして、口を閉じて鼻に息を通す→ハミング(声の出どころとかは気にしない)というものを(おそらく初めて)やりました。薄く「ガー」という男声にはおなじみの練習と同様、「今からここを使って歌うぞ」という意識を育てるためのもののようです。今日はuioeaの順で一人ずつ母音を見てもらいましたが、「12時の方向」をキーワードに大事なところは同じであったようです。

入団当初、「頭の天辺から声を出せ」と先輩に指導を受けたとき、気分的には「かめはめ波を出しなさい」(漫画ドラゴンボールより)と言われたのと同じように感じてしまい、結局?マークばかり出していたことが思い出されます。

合唱の指導で使われるのは(体を使うもの全般?)抽象的な語彙がとても多いけれど、自分の体を動かす経験を通じてその意味を考え、試行錯誤するきっかけにできれば、宝石のように価値があるものなのだろうなぁ、と最近感じます。

先ほど電車内で読んでいた養老孟子の本に、「学習とは脳と体を使った入出力のループだ」という内容の章がありました。ビデオを見せたりなど、ただ受身でいるしかないものは、本当の意味では学習とは呼べない、という批判もありました。

合唱でも、『脳から命令を出す→体を動かす→結果を知覚→修正→』というループがしっかりなければ、練習の意味がないんだろうなぁ、と思います。

それには自分の体に対する繊細な感性が最重要なのではないでしょうか。私も含めてソーノの男声には、「意味など考えずこのノルマをこなせ!押忍!」と言う誤った体育会系方向に傾いていきやすいような感じが少しある気がします。それはそれで有効な場面もあるかもしれないけれど、自分の体を観察して結果をどう感じたか、と言う部分を押し殺すような働きをすると、たぶん害しかないですよね。修正に結びつかないから。

藤丸先生はレッスン最後の方に、「いつもと違うことを考えて歌ってみるといいかもしれない。」と仰っていました。本気で歌おうとガチガチに構えすぎて声がこもっちゃう人が、散歩している時のように、これでいいの?と思ってしまうくらい気軽に声を出してみて、「あ、これじゃあダメだけどこういう要素もあった方がいい。」ということに気づく。
そういう個人的な気づきを積み重ねることが一番重要なのかもしれないなぁと最近感じます。

最近一番身につまされた言葉は『地道という言葉を、マンネリの美化に使うな』

ボイトレは信頼できる方の耳を借りて知覚→修正できる機会として、すごく有難いものですね。

書き込むのが遅くなってしまいましたが・・・ 合宿委員長 N・M
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東京大学コーロ・ソーノ合唱団
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