2014 |
10,14 |
こんにちは、バリトン3年のミーシャです。これを書いているまさに今、関東地方を台風が直撃しています。明日未明には東北の方に行っているようなので、明日の授業は通常通り行われることでしょう。残念です良かったです!
さて、 今回は男声合宿3日目の模様をお伝えします。
とうとう合宿最終日です! 最終日が帰ったり遊んだりするためにある夏合宿とは違い、単声合宿は最後までみっちり練習します。疲れが溜まっていようが、前夜につい話に興じて寝不足だろうが、ソーノ男声は(空)元気。今日もがんばろう。
午前中の体操はテナーパートリーダーの三武君が指導してくれました。…なんと、ここにきて「虎歩法」による筋トレです!(注:四つん這いになり右足&左手、左足&右手を交互に、ゆっくりと高く上げて下ろすのを繰返して進むことで体幹を鍛える筋トレ。すごくキツい。)一同(空)元気を振り絞って練習室を這い回ります。うーむ、足が上がらない…^^; 辛いです。でも、これがないと男声合宿という感じがしないんですよね。
そのあとは、男指揮の秋田君が、和声重視の発声練習をつけてくれました。今回の男声曲には和音の色合いが鍵を握る曲が多いので(当たり前か)、大事な練習です。
発声が済むとパート別練習、そして男声指揮者による全体練習。やることは、そう、昨日の山内先生練の復習です。
バリトンのパート練習では、先生に指摘された音の間違いを修正しました。3曲目(Wanderers Nachtlied)の冒頭の半音進行がなかなかはまりません。1曲目(Ave Maris Stella)や4曲目(Cantate Domino)でバリトン上下に分かれる箇所も鬼門です。もちろん3曲目のソロ部分や、4曲目の主旋律の練習も忘れるわけにはいきません。そんなこんなでパート練習では後回しになってしまう2曲目(Hiiden Orjien Laulu)は、全体練習で思い出します。
全体練習では和音の調整のほか、表現面で山内先生に頂いたアドバイスを確認しました。どれも、曲のメリハリをつけるために重要なことばかりです。
午後の練習は、再び山内先生が付けてくださいました。
3曲目(Wanderers Nachtlied)を重点的に練習しました。最初に男指揮・秋田君が振った後、4人のパートリーダーの指揮で歌詞を音読したり歌ったりしました。男指揮と違って、ふだん全体練習で前に立つことはないパートリーダー達ですが、コメントが皆それぞれに的確で、改めて男声技系を頼もしく感じました。
その後、山内先生の指導のもと、歌詞の読み方の問題点を修正しました。歌詞はドイツ語の詩で、"…est[ist]"という音で脚韻を踏んでいるのですが、パート間やパート内で語尾のタイミングがずれてしまいがちです(…ststst!という感じ)。そのほか、やはりずれてerzerzerz!(エアツ、エアツ、エアツ!)とかsü-süßer!(ズ・ズーサー!)といったように聞こえていた箇所も、何度も丁寧に音読するうちに、揃ってきました。この感覚を忘れないようにしたいですね。
(記事を書きながら、今さら気がつきましたが、語尾で2カ所だけ、"…st"でない音が聞こえるところがあります。"müde"と"Friede"、「疲れ果てた」と「安らぎ」です。この2語だけが持つ"…de"という音が照応し合い、疲れて天上の安らぎに向かう、心の動きが際立たされます。朗読なら脚韻の効果は絶大ですが、合唱では聴き手は言葉よりもメロディを聴くので、分かりづらくなってしまいますね。とはいえ、語尾をきちんと揃えれば、脚韻の効果を出すこともできるかもしれません)
それから和音の確認を行いました。引き続き、冒頭部の魔の半音進行に苦戦するバリトン。他パートもそれぞれ苦手な箇所があるようです。もっと和音の感じをつかめるといいのですが。
バリトンはこの3曲目では、格好良いパートソロを与えられています。といっても、まだまだ、役目に相応しい歌い方が出来ていません。ソロとしての自覚と自信を持って歌えるよう、精進します。
1曲目(Ave Maris Stella)は最後の"Amen"の和音だけ練習しました。幸福感いっぱいの和音なので好きな箇所ですが、ピアニッシモで息を保たせるのに、個人的には難儀しています。
2曲目(Hiiden Orjien Laulu)は、リズミカルでしかも基本的にフォルテ以上で、最後に向かって盛り上がって行くという分かりやすい(?)曲です。とはいえ、山内先生から色々なアドバイスをいただくと、自分たちの表現方法がまだまだ粗っぽいことを思い知らされます。
4曲目(Cantate Domino)では、パート間で揃う動きを確認しました。歌詞を見れば宗教歌なのに、襟を正さずに聞ける「ポップス」(作曲者)であり、それだけに、リズムが悪いと曲も死んでしまいます。もちろん和音もはめて、リズムも揃えて、お客さんが男声ステージを気持ちよく聞き終えられるよう、精度を上げていきたいですね。
演奏時間にすれば合計10分程度でしかない4曲を、3日で16〜7時間(つまり、演奏時間の100倍くらい)もかけて練習するわけですから、さぞかし上手くなるだろう…もちろん上手くはなったのですが、まだやるべきことは尽きません。でも、この合宿で見えてきた曲の形を丁寧に作り込んでいけば、なかなかのステージになるのでは、という予感がします。お楽しみに!
そうそう、合宿後の打ち上げ(焼き肉)にはなんと、山内先生も参加して下さいました! その後、前学指揮さんが「アイスを食べに行こう」と主張したところ、先生も「焼き肉のあとはアイスでしょ」と強く同意され、一緒にサーティーワンでアイスを食べました。練習でもそうですが、山内先生はとても楽しい方です。
何はともあれ、男声合宿が終わりました。定演まであと1ヶ月半。さて、どれだけ上手くなれるでしょうか?
Miescha
さて、 今回は男声合宿3日目の模様をお伝えします。
とうとう合宿最終日です! 最終日が帰ったり遊んだりするためにある夏合宿とは違い、単声合宿は最後までみっちり練習します。疲れが溜まっていようが、前夜につい話に興じて寝不足だろうが、ソーノ男声は(空)元気。今日もがんばろう。
午前中の体操はテナーパートリーダーの三武君が指導してくれました。…なんと、ここにきて「虎歩法」による筋トレです!(注:四つん這いになり右足&左手、左足&右手を交互に、ゆっくりと高く上げて下ろすのを繰返して進むことで体幹を鍛える筋トレ。すごくキツい。)一同(空)元気を振り絞って練習室を這い回ります。うーむ、足が上がらない…^^; 辛いです。でも、これがないと男声合宿という感じがしないんですよね。
そのあとは、男指揮の秋田君が、和声重視の発声練習をつけてくれました。今回の男声曲には和音の色合いが鍵を握る曲が多いので(当たり前か)、大事な練習です。
発声が済むとパート別練習、そして男声指揮者による全体練習。やることは、そう、昨日の山内先生練の復習です。
バリトンのパート練習では、先生に指摘された音の間違いを修正しました。3曲目(Wanderers Nachtlied)の冒頭の半音進行がなかなかはまりません。1曲目(Ave Maris Stella)や4曲目(Cantate Domino)でバリトン上下に分かれる箇所も鬼門です。もちろん3曲目のソロ部分や、4曲目の主旋律の練習も忘れるわけにはいきません。そんなこんなでパート練習では後回しになってしまう2曲目(Hiiden Orjien Laulu)は、全体練習で思い出します。
全体練習では和音の調整のほか、表現面で山内先生に頂いたアドバイスを確認しました。どれも、曲のメリハリをつけるために重要なことばかりです。
午後の練習は、再び山内先生が付けてくださいました。
3曲目(Wanderers Nachtlied)を重点的に練習しました。最初に男指揮・秋田君が振った後、4人のパートリーダーの指揮で歌詞を音読したり歌ったりしました。男指揮と違って、ふだん全体練習で前に立つことはないパートリーダー達ですが、コメントが皆それぞれに的確で、改めて男声技系を頼もしく感じました。
その後、山内先生の指導のもと、歌詞の読み方の問題点を修正しました。歌詞はドイツ語の詩で、"…est[ist]"という音で脚韻を踏んでいるのですが、パート間やパート内で語尾のタイミングがずれてしまいがちです(…ststst!という感じ)。そのほか、やはりずれてerzerzerz!(エアツ、エアツ、エアツ!)とかsü-süßer!(ズ・ズーサー!)といったように聞こえていた箇所も、何度も丁寧に音読するうちに、揃ってきました。この感覚を忘れないようにしたいですね。
(記事を書きながら、今さら気がつきましたが、語尾で2カ所だけ、"…st"でない音が聞こえるところがあります。"müde"と"Friede"、「疲れ果てた」と「安らぎ」です。この2語だけが持つ"…de"という音が照応し合い、疲れて天上の安らぎに向かう、心の動きが際立たされます。朗読なら脚韻の効果は絶大ですが、合唱では聴き手は言葉よりもメロディを聴くので、分かりづらくなってしまいますね。とはいえ、語尾をきちんと揃えれば、脚韻の効果を出すこともできるかもしれません)
それから和音の確認を行いました。引き続き、冒頭部の魔の半音進行に苦戦するバリトン。他パートもそれぞれ苦手な箇所があるようです。もっと和音の感じをつかめるといいのですが。
バリトンはこの3曲目では、格好良いパートソロを与えられています。といっても、まだまだ、役目に相応しい歌い方が出来ていません。ソロとしての自覚と自信を持って歌えるよう、精進します。
1曲目(Ave Maris Stella)は最後の"Amen"の和音だけ練習しました。幸福感いっぱいの和音なので好きな箇所ですが、ピアニッシモで息を保たせるのに、個人的には難儀しています。
2曲目(Hiiden Orjien Laulu)は、リズミカルでしかも基本的にフォルテ以上で、最後に向かって盛り上がって行くという分かりやすい(?)曲です。とはいえ、山内先生から色々なアドバイスをいただくと、自分たちの表現方法がまだまだ粗っぽいことを思い知らされます。
4曲目(Cantate Domino)では、パート間で揃う動きを確認しました。歌詞を見れば宗教歌なのに、襟を正さずに聞ける「ポップス」(作曲者)であり、それだけに、リズムが悪いと曲も死んでしまいます。もちろん和音もはめて、リズムも揃えて、お客さんが男声ステージを気持ちよく聞き終えられるよう、精度を上げていきたいですね。
演奏時間にすれば合計10分程度でしかない4曲を、3日で16〜7時間(つまり、演奏時間の100倍くらい)もかけて練習するわけですから、さぞかし上手くなるだろう…もちろん上手くはなったのですが、まだやるべきことは尽きません。でも、この合宿で見えてきた曲の形を丁寧に作り込んでいけば、なかなかのステージになるのでは、という予感がします。お楽しみに!
そうそう、合宿後の打ち上げ(焼き肉)にはなんと、山内先生も参加して下さいました! その後、前学指揮さんが「アイスを食べに行こう」と主張したところ、先生も「焼き肉のあとはアイスでしょ」と強く同意され、一緒にサーティーワンでアイスを食べました。練習でもそうですが、山内先生はとても楽しい方です。
何はともあれ、男声合宿が終わりました。定演まであと1ヶ月半。さて、どれだけ上手くなれるでしょうか?
Miescha
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東京大学コーロ・ソーノ合唱団
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