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CoroSono Life

東京大学コーロ・ソーノ合唱団のブログです。 各種イベントや日常の練習風景などをお送りいたします。
2025
01,16

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2014
04,03
春合宿後半戦です
後半も引き続きテナーパトリのみたけが担当いたします。
合宿は長し、されど盛りだくさん!
めしあがれ~~






<3日目>

昨晩のメインディッシュはお刺身でしたが、この日の朝ごはんにはおいしい干物が出ました。昨日の朝に引き続き、脂のよく乗ったお魚です。さすが岩井海岸。
おいしかったので、昨日お魚をくれた人から今日も1匹いただきました。

朝の体操・発声は私みたけが担当しました。
表情を作る、姿勢をよくする、共鳴腔を意識する、などといくつか指示を出していくと、言われたときはみなさんしっかり実践してくれたのですが、少し経つと指示を忘れてしまうくせがあり何度も同じ注意をうけてしまいます。
表情を作る、姿勢をよくする、共鳴腔を意識する、などといったことは必須事項ですので、つねに気を配らなければなりませんね。


朝の曲は「遊声」単独ステージ、Hogan編曲の「The Battle of Jericho」です。
合宿の3日目、気の緩みも目立てきましたが、そこに3男さんが一喝!再び気を引き締めて練習にとりくめるようになりました。


この日の昼食&お昼寝後から、学指揮のぱんだ氏(花粉症)がなけなしの休憩時間をはたいて、少人数クラスによる英語発音レッスンタイムをはじめました。
お気づきかと思いますがこの合宿で歌った曲のほとんどは英語曲です。
そう、来る「遊声」第17回演奏会のテーマは 「アメリカ大陸の合唱曲」! 
英語曲のオンパレードということで、小学生時代をNYで過ごした帰国子女のぱんだ氏(※西安郊外の竹林出身ではない)が希望者を募って発音の強化に乗り出したのです。
語学学習はマスプロ方式やマンツーマンよりも、適度な緊張感をもてる少人数レッスンが一番効果的といわれています。
ソーノ人の発音の質は着実に上がっていることでしょう!


昼のコマは、今年初!パトリ交換です。
パトリ交換というのはその名の通り、パート練習を別のパートのパートリーダーがつけるというイベントです。
私テナーパトリは、新歓合唱祭で歌う「湖上」のソプラノ、「遊声」単独ステージの「Abide with Me」のアルトを見させてもらいました。

ソプラノさん、反応の良さを感じました。表情を上げる、音を狙って吸いあげる、レガートでたくさん吸うなど、言った通りにちゃんとやってくれます。
ただ、このくらいのことは何度も言われないようにしてほしいことです。
昨年、「息を吸い上げること」ができていなかったために「遊声」合同練習で鈴木先生に何度もお叱りを受けていました。
それでもソプラノの中には、ついさっき僕に指摘されたことができていなかったときに、できていないことに気づいて悔しそうな表情を浮かべる方もいたので希望を感じています。

自信をもって元気に歌うことはできていたでしょう。
さらにレベルアップするには、フレーズをフレーズらしく歌う、歌い方に「表情」をつける、語感にあった歌い方をするよう心掛けてほしいと思います。
同じくパトリ交換でソプラノを見たベースパトリもだいたいそんなことを言っていました。


アルトさん、忍耐強い印象を受けました。歌いづらい音型ばかりでなかなか音を当てられないときでも、不安そうでありながらも、表情を落とさず向き合おうとする強さをひしひしと感じました。

パート練習を見ていてやはり気になったのは、音符の長さ分歌い続けられていないということです。多くの音符が尻すぼみの歌い方になっていました。
ある音を歌い始めたものの音が間違っているのではないかと不安になり、息を送るのをためらってしまうという気持ちはよくわかります。しかしその結果さらにピッチがぶれる。
音価半分くらいしか響かせない歌い方を繰り返すことで、それが歌い癖になってしまっているのではないでしょうか。
アルトであるかぎりいやでも難しい音型を歌い続けなければいけません。
しかしそこのところは割り切って、歌い始めた音符は責任をもって「歌いきる」。これが肝要だと思います。


この日の夜コマの曲は、新歓合唱祭の単声曲!
コーロ・ソーノは東京大学の合唱団の中では、混声曲のみならず男声曲と女声曲をも本格的に演奏する唯一の団なのです。
単声曲は私たちのプライドといっても過言ではありません。
他団に対しても、ソーノの異性に対しても……(笑)

4/12の新歓合唱祭で女声は「夜空ノムコウ」、男声は「Cape Cod Girls」を歌います。

男声曲を指導するのは、男声指揮者のあきた氏。
普段は意味不明な(だけど爆笑を誘う)言動を繰り返しているものの、練習になれば真剣そのもの。
かれの指揮法、感性、話術には男声の誰もが(普段は罵倒していようと)一目置いているのです。

この日のあきた氏はいつにもまして熱意にあふれていました。
正直なところ、私(含め男声の多く)は疲労ゆえに集中力が落ちていたのですが、彼の眼差し、メリハリ、鋭い口調を前にした私はハッと我に返りました。

それにしてもあきた氏とさかべくん(「Cape Cod Girls」のピアノを担当)はいいコンビだとつくづく感じます。あ、べつに深い意味はないです。


<4日目>

朝コマは男女別練習。
女声は引き続き、新歓合唱祭の「夜空ノムコウ」。
男声は「遊声」合同ステージの「My Old Kentucky Home」の男声合わせ&新歓合唱祭の「Cape Cod Girls」です。

そして朝コマの最後は、単声曲お披露目会です!(ぱちぱち)
「お披露目」といっても、女声曲の演奏を男声が聴き、男声曲の演奏を女性が聴くという団内のイベント。それでも、いつも単声曲は男女別に練習しているのでお互い新鮮です。

演奏が終わったら、感想タイム。
女声曲に対しては、以前より和音はきれいだけど、起伏や表現の余地はまだまだある、など。
男声曲に対しては、テナー(上)のsub.pがへた(す、すいませーーーーん)、和音はもっと決められるはず、などのご意見をいただきました。


午後は、「遊声」4団の合同練です!! 残念ながら鈴木先生はご欠席でしたので、学生のみの練習になりました。

体操は東京外国語大学混声合唱団コール・ソレイユ学生指揮者(2年目のベテラン)にして「遊声」第17回学指揮委員長の新島さんが担当。
この日も順調な新島節で、「遊声」団員に爆笑の渦がまきおこりました。

発声は日本大学合唱団学生指揮者、歌い手としても実力派の服部君が担当。
ソーノではあまり取り入れてこなかった発声練習を教えてくれたり、純正律の長三和音をジェスチャーを交えて作る練習などなど、学ぶことばかりです。

体操、発声の次は英語曲の発音練習。
帰国子女で外語大英語科の(そのほかもろもろハイスペックな)ソレイユの中島さんのお手本に続いて、みんなで発音。ネイティブスピーカーさながらの発音でした。

曲は「My Old Kentucky Home」。
パート練習の後、日大の服部君による全体練習です。「遊声」の音の厚みに再会したひと時ですが、ソーノ人にとってはこれが春合宿最後の練習です。
僕はこの曲特有のノスタルジーをとにかく味わいつくそうと、音符をしゃぶるように歌いました。


合同練習の後は、合同レクリエーションです。
まずは、カルテット大会。各団有志による渾身のネタ合唱が数々披露されました。
ネタとはいっても音楽的完成度の高いものも多く、大変楽しませてもらいました。
投票の第一位は、アニソン・アイドルソングのメドレーを振りつけつきで歌ったフラウエンの1年生たち。去年もフラウエンが1位でしたがほんとうに憎めないです、彼女らは。


そしてお待ちかね、小池荘さんの食堂で「遊声」合同夕食会です。
席はくじ引きなのでソーノだけで群れることなく他団の人と隣に座ることができたでしょう(任意のソーノ人の隣の席が他団の人になる確率Pを求めた人は教えてください)。
これから一緒に歌っていくメンバーと交流を深めるのはとてもよいことです! 
ぼくはソレイユの4男さんとひたすら話して喉を傷めました。
周りの人たちも大変盛り上がっている様子でした。

夕食会が終わると「遊声」のみんなとはお別れです。
4月からの合同練でまた会いましょう。


そして長い春合宿最後のイベントは演芸会!

今回はカルテットの数が少なく落ち着いたものになりました。
有志の合唱というのがカルテットの基本形ですが、まれにその枠をはみ出たものも登場し脚光をあびます。去る夏合宿ではミーシャくん演出のミュージカルが好評を博しましたが、今回はなんとジャグリング!
ジャグリングをやってみせたのも、合宿中は多忙を極めていたであろう合宿委員長のおおいくんです。バックでは1年生たちが歌を演奏。
その歌詩が演技の解説になっているといううまい作りですが、おおいくんは次々に技を見せ団員たちの驚嘆をさそいました。

カルテット大会の後は歓談の時間。
時も忘れ夜を明かすまで語りつづけます。
真面目な話から猥談まで様々ですが、前学指揮のじゃっくさんが「春合宿の間みんなほんとうに成長したなあ」とおっしゃっていたのが印象的でした。


翌朝、片付け、身支度をすませ、小池荘のかたに挨拶をすませたらこの合宿も終わりです。
4泊5日おつかれさまでした。

貸し切りバスで新宿まで出る人が多数派で、行き帰りフェリーを使ったのは僕だけでした。
内房の金谷港を出ると、フェリーは対岸の久里浜まで風を切るように進んでいきます。
快晴の東京湾、日も高く上っていて甲板に出ると少し暑い。時折、鴎が1,2羽、船体の横をかすめていきます。
合宿はおわり、春休みもあと3日を残すのみ。「ついに自由はわれらのものだ」とそっと口ずさみました。

みなさん、新歓合宿はフェリーで行きましょう。


1曲あたりパート練習・全体練習を1回しか割けないという点でもあっというまに過ぎた日程でしたが、あっというまだったと口を揃えていえるのもこの合宿が充実した日々だったからでしょう。

朝から夜まで合唱の練習。
扱う曲は変わるけれど、密なスケジュールゆえ、前の練習で抱いた問題意識は次の練習につなげることができます。
課題やテーマを共有するのはふつう大変難しいことですが、気心の知れた私たちがこの密なスケジュールの中で目的意識をもって取り組むことができ、その結果、指示を出す側と受け手との間の了解が深まったように思えます。

4月に入って新歓が始まったこともあり、春合宿は団員の記憶から遠のいてしまいがちです。
4月5月はせわしない時期なので、新歓行事、新入生の指導におわれて自分の歌い手としてのスキルアップを忘れてしまいかねません。
しかし団員は新歓期であっても、春合宿までにここまではできていたのだという自信・責任感と、ここから先はできていなかったのだという課題意識を時に触れて思い出す必要があると思います。


3年(に為つて了つたよ) テナーパトリ みたけ
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