«９月２日 男声ボイストレーニング»

去る９月２日、駒場コミプラ音楽実習室で、藤丸先生による男声ボイストレーニングがありました。
記事の日にちが前後しておりすみませんが、ご了承下さい。。

まずは全体で体幹のトレーニングを中心に準備体操、ベルカント式の呼吸の確認、軽い声出しの後、パートごとの個人ボイトレへ。

全体でベルカント式の呼吸や呼吸の際の体の動かし方（いわゆる「座っていく」動き）の確認の後、「まずはその身体の使い方だけを考えてハミングをしてみましょう」という先生のお言葉通りにhum〜♪
わお
全然音が違いますね。基礎って大事です。元日ハムの小笠原選手（敢えて現巨人とは書かない）は、高校時代無名で全くパッとしなかったそうですが、社会人時代は飲んで帰った日でも毎晩素振りを欠かさず・・・気付いたら球界を代表する左打者です。
歌い手たる者、常に基本に忠実で、謙虚にありたいですね。

個人ボイトレでは、
・歌うときの姿勢
・オ母音を中心に口の形
・ブレスの取り方
・ 息を高く吐き上げること
を主に注意される人が多かったように思います。
私自身「頬の筋肉で縦長の母音を作ること」「息を真上に高く吐き上げること」という自分が普段他の団員に言っていることで注意を受け、まだまだ精進が足りないな、と思いました。
正直ヘコみはしましたが、謙虚な姿勢で基礎を確認していきたいと思います。

私たちはまだまだ経験の浅い歌い手の端くれですから、多くの新しい曲に取り組んだ際に多少フォームが崩れてしまうことは、なかなか避けがたいことではあります。だからこそボイトレの場で基礎の確認をすることは本当に有意義なこと。
先生にレッスン頂いた内容を地道に消化し、着実にスキルアップしていけるように、頑張りましょう。

締めに先生が仰た印象的な言葉を３つほど
「真上に高いトスを挙げないとアタックは打てないでしょ？」
「上を向いて天井めがけて息を吹いてみてください、横隔膜にきますね？冗談抜きに、高い共鳴点まで息を吐き上げるのはそのぐらいの力が必要です。」
「スキーのジャンプみたいな危険なスポーツやってる人って、ミスしたときには怪我とか命の危険と隣り合わせだから、大体上手いんですよね。歌やってる人にはそれがないから。」

頭から離れない印象的な一言で真理を伝える力って本当に羨ましい。これぞプロの指導力。

最後になりますが、藤丸先生、長時間のご指導ありがとうございました！


男声指揮者K.F.C.