«5/12(日)合同練@OC»

こんにちは！
3年ベースの一ノ渡です。

今回の合同練では「谷茶前」という、
合同ステージで扱う組曲の終曲を練習しました！
とてもいい曲だったので、「谷茶前」の世界観を詩にしてみました。


浜で踊りを踊つてゐるのは
若い女たちである
その顔には日々の生活の苦労が見える
しかしそれは不健全な疲労を抱えた顔ではなく
すがすがしさをそなえた顔である

逞しい男たちは
浜でミジュンを捕獲する
男たちは女のもとへ魚を持って帰らなきゃあいけない
男たちはあまりにも多くのものを背負いすぎちゃいないか
彼らには生活がある
彼らは生きねばならない
彼らには年老いた父母があり
守らねばならない妻と子どもがいる

僕はここで
いく時代か前に過ごされた生活に想いを馳せるのだけれど
僕には彼らの背負っているようなものはない
彼らの背負っているものは
今の僕にはあまりにも重すぎる
僕にできることは彼らを讃えることだ
彼らの持つてゐた悲哀や喜びといった情緒を理解しようとすることだ
それを声にして歌うことだ

流した汗の分だけ　魚は取れるでせうか